子供が生まれてからまず最初の行事となるのが、お宮参りです。
神社などでお参りをしますが、その前に別日に写真館やスタジオで前撮りをすればゆっくりときれいに写真を撮ることが出来ます。
同じ日に予定を入れる方もいますが、産後まだ1か月ほどですし赤ちゃんもタイミングが悪いとぐずったり疲れて寝てしまったりすることもありますので、前撮りがお勧めです。
母親はお参りの時にはスーツやワンピースなどでよいですが、写真におさまるときには是非和装にしてみてください。
きっと良い思い出になりますし日本の伝統的な文化です。
昔はこういった行事で選ぶ着物は、格式の高いものを選ぶ風潮が有りました。
しかし今は大分フランクになってきていますので、訪問着や色無地、付け下げといった少しライトな着物でも問題は有りません。
明るい行事なので色は明るめのものを選ぶのが良いでしょう。
帯に関しては袋帯を選ぶのがポイントです。
表地と裏地が縫い付けられているのが袋帯で、正式な帯です。
古典的な柄を選ぶとより格式も高くなりフォーマルな印象になります。
赤ちゃんを抱っこする場合には隠れてしまいますが、赤ちゃんの撮影方法によってはうつりますのでこだわって選ぶことが大事です。
和装にこだわりたいけれどあくまでも主役は赤ちゃん!
和装にすることで、普段あまり着ものを着る機会が無い方は、張り切って柄なども選びがちです。
しかしお宮参りはあくまでも赤ちゃんが主役ですので、赤ちゃんのドレスや着物よりも目立ってしまわないように選びましょう。
その中でもお祝い事ですので明るい系の色を選ぶのはお勧めです。
草履は前撮りの全身写真の時には写る可能性も多いにありますし、着物とコーディネートして選ぶと良いです。
礼装用の袋帯と合わせるのであれば金刺繍の入ったタイプをえらんでもよいですが、訪問着や付け下げなど、ラフな着物と合わせるのであればシンプルなエナメルタイプの方が無難です。
草履は鼻緒の色と違うカラーを選んでしまいますと、カジュアルな印象になりますので要注意です。
この行事はまだ生まれてからあまり日が経っていない時に行われるものですし、お母さんや赤ちゃんの負担をできるだけ少なく、あまり長時間に及ばないように撮影をするのが一般的です。
しかしいくら時間が長くないからといって、着物をきつく着つけてしまいますと体には負担がかかりますので、身体を締め付けすぎないように着つけるのがポイントです。
和装の方がスーツなどのフォーマルよりも、より思い出に残る写真になるでしょう。